定食の真価は、メイン料理の脇を固める小鉢にこそ現れる。盆の上に並ぶ3〜4種類の日替わりおばんざいは、季節の野菜をふんだんに使い、出汁の効いた優しい味わいに仕上げられている。ひじきの煮物、きんぴらごぼう、ポテトサラダなど、どれもがメインを引き立てつつ個性を主張するバランスの良さだ。
さらに、出汁の香りが立ち上る温かい味噌汁と、ふっくらと炊き上げられた白米。この基本の二つがしっかりと美味しいことこそ、毎日でも通いたくなる最大の秘密だろう。おかわりを注文する声が店内あちこちから聞こえてくるのも納得の光景だ。