2021年12月末、粗品が突如発表した結婚報告は、お笑い界のみならずエンタメ業界全体に大きな衝撃を与えました。そのお相手として脚光を浴びたのがタレントの秋山衣梨佳です。しかし、祝福ムードに包まれた生活は長くは続きませんでした。2023年7月、粗品が自身のYouTube配信内で「4月に離婚した」とサラリと事後報告し、実質的な結婚生活がわずか1年4ヶ月で破綻していた事実が明らかになったのです。
電撃離婚の引き金となった要因について、芸能関係者の証言や当時の状況を総合すると、単一のトラブルではなく「ライフスタイルの絶望的な乖離」が横たわっていたことが窺えます。粗品といえば、公言して憚らない常軌を逸したギャンブル傾倒や、億単位に及ぶ借金と納税に追われる金銭感覚で知られます。深夜ラジオや劇場出番、多忙を極めるテレビ収録に追われる日常の中で、落ち着いた家庭環境を構築することは極めて困難でした。
さらに後述する「ステップファミリー」としてのプレッシャーも重なりました。独身時代からの刹那的な生き方を崩さない粗品に対し、母親として我が子の育成環境を守らなければならない秋山との間で、日々の生活設計を巡る価値観のズレは日を追うごとに修復不可能なレベルへと拡大していったと見られています。双方が互いの尊厳を守るため、泥沼の対立に至る前に下した決断が、このスピード離婚だったといえます。