ヨガと瞑想を終えた午前5時過ぎ、待望の朝食の時間が訪れる。片岡鶴太郎が長年実践しているのが、いわゆる「一日一食健康法」だ。しかも、その一食にかける時間は実に2時間。ゆっくりと、一口一口を噛み締めながら命をいただく。
メニューのベースにあるのは、古代インドの伝統医学であるアーユルヴェーダの思想だ。自身の体質(ドーシャ)に合わせた野菜中心の品々が整然と並ぶ。自家製の惣菜、新鮮な旬の食材、発酵食品。これらを慈しむように時間をかけて摂取することで、消化器官に負担をかけず、栄養を隅々まで行き渡らせる。一見すると極限の制限食に思えるが、彼にとっては至福の贅沢であり、最高の身体調整法に他ならない。