カロリーが低くてもすぐに空腹を感じてしまう食品と、少量でも数時間にわたって満足感が続く食品にはどのような違いがあるのでしょうか。オーストラリアのシドニー大学が発表した満腹指数(Satiety Index)や国内外の最新臨床データを踏まえ、編集部が総合的にスコアリングした腹持ち最強ランキングを公開します。
1位:オートミール(全粒オーツ麦)
朝食の主食として圧倒的な支持を集めるオートミールは、水溶性食物繊維「β-グルカン」を極めて豊富に含んでいます。水分を含むと胃の中で大きくゲル化し、消化管内をゆっくりと移動するため、食後3〜4時間が経過しても空腹感が極めて生じにくいのが最大の特徴です。1食あたり約30g(110kcal前後)と低カロリーでありながら、白米と同等以上の満腹感をもたらします。
2位:ギリシャヨーグルト(濃縮ヨーグルト)
水切り製法によって水分(ホエイ)を除去し、タンパク質を凝縮させたギリシャヨーグルトは、1カップ(約100g)で10g前後の高タンパク質を誇りながら脂質ゼロ・低糖質の商品が主流です。もったりとした高密度な食感は咀嚼を促し、胃にずっしりと留まるため、朝食のプラス1品や午後の間食として高いパフォーマンスを発揮します。
3位:ゆで卵
「完全栄養食品」と称される卵は、茹でることでタンパク質がしっかりと熱変性し、胃の中での消化速度が約2時間半〜3時間にまで遅延します。1個あたり約75kcalと低カロリーながらタンパク質を約6.5g含み、コンビニでも手軽に入手できる手軽さは他の追随を許しません。
4位:サツマイモ(冷やし焼き芋・蒸しイモ)
食物繊維と難消化性デンプン(レジスタントスターチ)が豊富なサツマイモは、炭水化物でありながら血糖値の上昇が緩やかな低GI食品です。特に一度加熱した後に冷やしたものはレジスタントスターチの割合が増加し、小腸で吸収されずに大腸まで届くため、長時間のエネルギー供給と腸内環境の改善を両立します。
5位:サラダチキン・鶏むね肉
高タンパク・低脂質の代表格である鶏むね肉は、消化吸収に多くのエネルギーを要する「食事誘発性熱産生(DIT)」が高く、胃の中で固形物として長く滞留します。咀嚼回数が自然と増えるため、脳の視床下部にある満腹中枢を刺激しやすい点も強みです。