大混雑が予想された今年の8月11日だが、主要な会場では大きな混乱が見られなかった。その立役者となったのが、エリア全体の人流をセンシングしてリアルタイムで可視化するシステムだ。来場者はスマホアプリを通じて各エリアの混雑状況や熱中症リスク度合いを事前確認し、空いているスポットへスムーズに移動できる仕組みが整えられた。
さらに、休憩所の冷房効率を高める大型ミストファンの増設や、経口補水液の無料配布スタンドなど、現場での安全対策はかつてないレベルで徹底されている。行事の盛り上がりと安全確保という相反する課題に対し、主催者側はデジタルデータと手厚いフィジカル対策の両輪で挑んでいる。