壮麗な自然景観が広がる御神崎ですが、岬の広場にはひっそりと佇む「慰霊碑」と「観音像」が建立されています。これは1952年(昭和27年)12月に発生した「八重山丸遭難事故」の犠牲者を追悼するために建てられたものです。
当時、暴風雨のなか航行していた貨客船「八重山丸」が御神崎沖の暗礁に座礁・沈没し、乗員乗客多数が犠牲となる痛ましい海難事故が発生しました。この悲劇を教訓に、海の安全を願う航路標識としての灯台整備と、御魂を慰める観音像の建立が進められました。観光で訪れる際も、単なるレジャースポットとしてだけでなく、海とともに生きてきた島の人々の記憶に思いを馳せることが推奨されます。