山本拓という政治家自身のキャリアも極めて重厚だ。福井県議会議員を経て1990年に衆院選で初当選。以来、農林水産副大臣や衆院農林水産委員長などを歴任し、水産・農林政策やエネルギー問題における党内有数の政策通として知られてきた。
特に地域経済の現場を知り尽くした泥臭い集票力と、官僚機構を動かす圧倒的な知識量は、都市型政治家としての印象が強い高市氏のウィークポイントを補って余りある。地元・福井での支持基盤の固さは有名であり、議員失職後もその影響力は衰えていない。政治家・山本拓が培った財産は、そのまま現在の高市政治を支える強固な土台となっている。