二人の出会いは1980年代後半に遡ります。かつてジャニーズ事務所の初期人気グループで絶大な支持を集め、名優へと脱皮していた井上純一と、劇団薔薇座の看板女優として頭角を現し、声優や舞台で多才な輝きを放ち始めていた戸田恵子。舞台での共演をきっかけに意気投合し、約3年の交際期間を経て1990年にゴールインを果たしました。
結婚当時、芸能関係者の間では「実力派同士の爽やかなおしどり夫婦」として祝福され、公の場でも互いを尊重し合うパートナーシップが印象的でした。しかし、結婚から16年が経過した2006年12月、二人は突如として離婚を発表します。泥沼の裁判劇ではなく、代理人を通じて冷静に届け出が提出された「電撃的な合意離婚」でした。
当時の報道や関係者の証言によると、離婚届を提出した直後もお互いに憎しみ合って決裂したわけではなく、会見やコメントでも「お互いの人生をより豊かにするための選択」と強調されていました。しかし、16年間という長い年月を共に過ごした二人がなぜ別れを選ばざるを得なかったのか、その内情には複数の複合的な要因が存在していました。