生の根生姜がない際、もっとも頼りになるのが冷蔵庫の定番である「チューブ入りおろし生姜」です。しかし、生のすりおろしとチューブでは水分量や香りの立ち方が異なるため、機械的に同じグラム数を絞れば良いわけではありません。
大手加工調味料メーカー(ハウス食品やヱスビー食品など)の仕様基準によると、チューブ生姜は1cm絞り出すとおよそ0.5g〜0.6g、小さじ1杯で約5g(約8cm)となります。生姜ひとかけ(15g)と同等の辛味・香りを再現する際、生の繊維質に比べてチューブ製品は香気成分が凝縮されている反面、加熱で飛びやすいため、用途に応じた調整が必要です。
チューブ生姜代用方法の最適解として覚えておきたいのは、「生姜ひとかけ=チューブ生姜小さじ1杯強(約10〜12cm)」という実用的な落とし所です。数値上の15g分(チューブ25〜30cm相当)を丸ごと出してしまうと、保存料や酒精、増粘剤による独特の酸味や雑味が料理の前面に出てしまいます。チューブ生姜換算では「生の約半分の重量」を目安に投入するのが、プロの調理現場における常識です。