この工夫が真価を発揮するのは、決して普段の生活の中だけではない。地震や豪雨などの大規模災害時、避難所での脱水症状を防ぐ切り札として期待されているのが、この小さな穴あけ技術だ。
警視庁警備部災害対策課の公式SNSでも、避難生活における衛生管理や水分補給の工夫として「キャップへの穴あけストロー活用法」が度々紹介され、防災テクニックとして広く推奨されている。横になったまま動けない傷病者や高齢者でも、ストローがあれば体を起こさずに水分を摂取できる。また、ボトルの口に直接口をつけないため、雑菌の繁殖を抑え、貴重な飲料水を衛生的に長持ちさせることができる点も、避難所生活では極めて重要なメリットとなる。