大手レビューサイトの「食べログ」や「ぐるなび」で上位を独占する定番店も素晴らしいが、鹿児島市の日常に溶け込む裏通りの大衆食堂にも凄まじいポテンシャルが眠っている。
駅から徒歩5分圏内の古い雑居ビルや住宅街の入り口に佇む定食屋。そこでは、日替わりの刺身に黒豚の小鉢、具だくさんのさつま汁、山盛りの白飯がついて1000円札でお釣りがくるような驚異のコスパ飯が平然と提供されている。派手な宣伝は一切しない。毎朝仕入れる素材の良さと、長年通い詰める常連客の笑顔だけがその確かな実力を証明している。スマートフォンの画面を一度伏せ、赤提灯や手書きの日替わり黒板を探して歩くのも、この街のランチの醍醐味だ。