日本語俗語辞書や当時のメディア記録を検証すると、「ちょめちょめ」は「文章中に出てくる『×』や『*』などの伏字を音声化したもの」と定義されています。しかし、なぜ文字の「×」が「ちょめ」という音に結びついたのでしょうか。
その語源にはいくつかの有力な説が存在します。ひとつは、校正記号や符号として用いられる「×(ちょめ)」に由来するという説です。関西地方の口語表現や花柳界・演劇界の符丁として、点や印を意味する「ちょぼ」や「ちょめ」がもともと存在しており、山城新伍さんが京都太秦の映画界で培った業界スラングの感覚をテレビの場に持ち込んだと考えられています。
番組が回を重ねるにつれ、出題されるクイズには男女の機微や大人の艶笑話(エッチなニュアンス)を含む問題が増加していきました。山城さんが目を細め、いたずらっぽい笑みを浮かべながら「ここは、ちょめちょめしちゃったわけですね」と煽ることで、お茶の間に気まずさを与えずにセクシャルな話題を笑いに転換させる装置として機能したのです。この成功体験を通じて、「ちょめちょめ=性的な行為や内緒の情事」という隠語の意味が日本全国へと定着していきました。