かつて嵐のコンサート演出を手掛け、細部に至るまで妥協を許さない「完璧主義者」として知られた松本。しかし、今回話題となっている写真に写る彼は、驚くほど無防備だ。スタジオの片隅、逆光の中で佇む姿には、過度なレタッチも、作り込まれたライティングもない。
この引き算の美学こそが、現代の視聴者に強く刺さった。情報過多で、誰もがフィルターを通した「美しい嘘」を投稿する時代において、彼の見せた「引き算のリアル」は新鮮だ。40代を迎え、表現者として円熟味を増した彼だからこそ表現できる、嘘偽りのないポートレートと言えるだろう。