賃貸住宅の退去時や定期的な貼り替え時に最大の関門となるのが、粘着剤の糊残りや下地破損です。プロが実践する100均滑り止めテープの剥がし方の手順を押さえておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
最も安全かつ確実な方法は、家庭用ドライヤーの温風を当てながら剥がす手法です。アクリル系やゴム系の粘着剤は熱を加えることで軟化し、凝集破壊(テープがちぎれて糊だけ残る現象)を防ぎやすくなります。テープの端を浮かせ、40〜50度程度の温風を隙間に当てながら、下地に対して「斜め45度」の角度でゆっくり引き剥がすのがコツです。
万が一、フローリングや階段に糊が残ってしまった場合は、以下の手順で除去します。
1. 残った糊にマスキングテープやセロハンテープを押し当て、ペタペタと移し取る。
2. 取れない場合は、メラミンスポンジを使わず(床のコーティングを削るため厳禁)、少量のハンドクリームやクレンジングオイルを塗り込んで油分で糊を浮かせる。
3. 最後に中性洗剤を薄めたぬるま湯で拭き取り、乾拭きで仕上げる。
最初から糊残りを警戒する場合は、床面に「弱粘着の養生テープ」や「マスキングテープ」を下地として貼り、その上に滑り止めテープを重ね貼りする裏ワザが極めて有効です。