羽生結弦の仕草や佇まいが中性的と評される本質は、フィギュアスケートという競技における極限まで磨かれた身体表現にあります。
男子フィギュアスケートの枠組みにとどまらず、女子選手顔負けの柔軟性を活かした「ハイドロブレーディング」や「ビールマンスピン」、繊細な指先のコントロールなど、彼の滑りは性別の垣根を取り払った唯一無二のアートです。衣装に関しても、フリルやビジューを大胆にあしらった中性的なデザインを完璧に着こなし、独自の世界観を構築してきました。
舞台芸術やクラシックバレエの文脈で見れば、性差を超えた美の表現は至高の技術として賞賛されます。ネット上で「ホモ」「オネエ」と表層的にラベリングされた特徴は、実際にはアスリート兼アーティストとしてのストイックな美意識の結晶であったと言えます。