ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「高校生のバイト履歴書なら修正テープを使ってもバレなければ大丈夫」「私服の自撮りを加工してプリントしても問題ない」といった無責任な言説が散見されます。しかし、人事労務のプロフェッショナルや現場の店長目線から見れば、これらは明白な間違いです。
まず、なぜ修正テープや修正液がNGなのかという構造的理由を理解しておく必要があります。履歴書は、単なる自己紹介シートではなく、採用された際に「労働契約書」の基礎資料として企業に保管される公的な重要書類です。第三者が後から文字を改ざんできる余地を残す修正テープは、法的な証拠書類として受け付けることができません。さらに採用担当者は「間違えたときに新しい紙で書き直す手間を惜しむ人=仕事でも雑な対応やごまかしをする人」という印象を無意識に抱きます。途中で書き損じたときは、悔しくても新しい用紙を取り出して最初から書き直すのが合格への絶対条件です。
次に、証明写真の服装問題です。「制服と私服のどちらが良いのか」という疑問に対し、結論から言えば「清潔に着こなした学校の制服」が最も無難かつ好印象です。高校生にとって制服は公式な正装であり、身元がはっきりしているという安心感を採用側に与えます。ネクタイやリボンを正しく締め、第1ボタンまで留めて撮影に臨みましょう。私服で撮影する場合は、無地の白いシャツやポロシャツなど、襟付きの清潔感のあるトップスを選びます。パーカーや派手なTシャツ、髪が目にかかる髪型は避けてください。また、写真の裏面には万が一剥がれたときのために「学校名・氏名」を油性ペンで書いておくのが現場で喜ばれるマナーです。