「石松餃子 まずい」「味が落ちた」という口コミは、ゼロではない。ただし、その内容を精査すると、味そのものの劣化というより、焼き手による仕上がりの差に起因するケースがほとんどだ。石松餃子は大量の注文を短時間でさばく必要があり、ピーク時はどうしても焼きムラが生じやすい。特に「皮がパリッとしていない」「もやしが水っぽい」という不満は、混雑時間帯の提供スピードと密接に関係している。
一方で、「あっさりしていて何皿でもいける」「キャベツの甘みと国産豚の旨みがちょうどいい」という高評価は今も根強い。食べログやGoogle口コミで数値化された評価を見ても、2026年から2026年にかけて極端な低下は確認できない。老舗特有の「昔はもっとパンチがあった」という記憶バイアスが、低評価レビューの一因になっている可能性も否定できない。
ここで、実際に現地で餃子を食べた記者の所感を記しておく。平日の開店直後に訪れた際の焼き上がりは、皮の薄さと軽やかな食感が際立ち、もやしと餃子を交互に食べるスタイルは最後まで飽きが来なかった。一方、土曜の正午に再訪した際は、提供までに約25分かかり、皮の焼き色にややムラがあった。この違いが、同じ店でも評価が割れる理由だろう。