大久保公園をめぐるメディアの報じ方も大きく変化してきた。過去にはNHK『ドキュメント72時間』がこの場所を舞台に取り上げ、行き交う人々の孤独と葛藤をすくい取った。切実な人間模様を提示した社会問題ドキュメンタリーとしての映像は、都市が抱える孤立という問題を浮き彫りにした。
だが現在、YouTubeやソーシャルメディア上には、刺激的なタイトルで現地の女性や買春者を無許可撮影する動画があふれている。消費される「見世物」としての発信は、野次馬や冷やかしを呼び寄せる悪循環を生んだ。当事者を危険に晒すだけでなく、地域の治安維持活動にとっても大きな阻害要因となっている。