異色のタッグに見える二人だが、その運命の歯車は山田花子の個人的な好奇心から動き始めた。かつて番組の企画や趣味の一環としてトランペットに興味を持った彼女が、レッスンを担当した講師こそが福島氏だったのだ。
華やかな芸能界の第一線で過酷なスケジュールに追われていたお笑いタレントと、音の一つひとつに向き合うストイックなトランペット奏者。一見すると接点のない異世界に生きる二人だったが、指導を通じて深まった信頼関係はやがて情愛へと変化した。周囲の騒音に惑わされることなく育まれた愛の軌跡は、結婚から長い年月が経過した現在も静かに、そして確かに続いている。