加藤高明内閣は何をした?普通選挙法と治安維持法「飴と鞭」の真相

加藤高明内閣は何をした?普通選挙法と治安維持法「飴と鞭」の真相

加藤高明内閣は何をした?普通選挙法と治安維持法「飴と鞭」の真相の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

加藤高明内閣が遺した4つの主要政策について、当時の詳細な数値データと後世への影響を一覧で比較します。

政策名詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価普通選挙法
(1925年制定)満25歳以上の男子へ選挙権付与。納税要件を完全撤廃。有権者数が約330万人から約1,250万人へ約4倍増。改正前:直接国税3円以上を納める満25歳以上の男子(有権者比率 約5.5%)。画期的な民意反映となったが、女性の参政権は完全に排除された点が限界として残る。治安維持法
(1925年公布)国体変革・私有財産制否認を結社の目的とする者を処罰。最高刑は制定当初「禁錮10年」。従来の治安警察法(労働運動の制限を中心とした行政警察罰)。普選法の代償として導入。後に田中義一内閣で「死刑」が追加され、暗黒の言論弾圧機関へ変貌。宇垣軍縮
(1925年実施)第13・第15・第17・第18の4個師団を廃止(将兵約9万人、軍馬約1万頭の削減)。学校教練を導入。平時編制21個師団体制を維持していた陸軍の既得権益。浮いた予算で戦車・航空・通信の近代化を推進。将校の失職対策で学校教練を導入し軍国主義を浸透させる皮肉な結果に。日ソ基本条約
(1925年調印)ソ連との国交樹立。北樺太の撤兵合意、石油利権50%・石炭利権50%の採掘権獲得。シベリア出兵以降、外交関係が断絶し対立状態が継続。後藤新平と芳沢謙吉による現実主義的外交。共産主義の国内浸透を防ぐため治安維持法が必要とされた背景にも直結。
前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。