プロ直伝!ベンチの描き方とパース・質感表現の完全攻略法

プロ直伝!ベンチの描き方とパース・質感表現の完全攻略法

プロ直伝!ベンチの描き方とパース・質感表現の完全攻略法の総合ガイドをご紹介します。最新トレンドが満載です。

ベンチを背景に配置する際、最も頻繁に用いられるのが2点透視図法です。水平線(アイレベル)上に左右2つの消失点を置き、座面の長手方向と短手方向のラインをそれぞれ収束させます。初心者が陥りやすいミスとして、左右の消失点同士の距離が近すぎて「広角レンズの歪み」のように不自然にパースがキツくなる現象があります。消失点はキャンバスの外側に広く取るのが自然に見せる鉄則です。

構図による見え方の変化にも細心の注意を払いましょう。

  • アオリ(見上げ構図):アイレベルが座面より下に来るため、座面の上面は見えず、座面の裏側や脚部のフレーム構造が強調されます。重厚感やドラマチックな演出に適しています。
  • フカン(見下ろし構図):座面の上面が広く見え、板のスリットや木目の並びが視覚的な主役になります。キャラクターの座る位置や手荷物の配置を明瞭に伝えることができます。

さらに、「ベンチに座るポーズ」を描く際は、お尻と太もも裏の肉が座面に押し付けられて生じる「肉のつぶれ」を省略してはいけません。硬いベンチであればあるほど接触面の肉は横に広がり、衣服には座面から放射状に広がる引っ張りシワが生じます。この物理的な干渉を描くことで、キャラクターが背景にしっかりと馴染みます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。