日本のマスカラ史を語る上で避けて通れないのが、老舗メーカーたちの絶え間ない技術革新だ。たとえば、株式会社伊勢半。1825年の創業以来、紅筆の時代から受け継ぐ色へのこだわりと耐水性の追求は、現代のまつ毛メイクにおいて圧倒的な存在感を発揮している。独自の超耐久ポリマー技術は、擦れや皮脂に対する防壁として機能し、どんな環境下でも美しさを揺るがせない。
一方で、日本を代表する美のパイオニアである資生堂は、まつ毛の健康そのものに着目した最新処方を投入してきた。単なる化粧品にとどまらず、使うたびに自まつ毛を補修・保護するケア成分をふんだんに配合。塗っている最中の美しさと、落とした後の自まつ毛の健やかさを同時に成立させるアプローチは、世界のビューティ市場に強烈なインパクトを与えている。