売場を歩いて最初に目を疑うのは、値札に躍る数字だ。有名メーカーのペットボトル飲料が1本25円。賞味期限が数日後に迫ったドレッシングが30円。スーパーの特売すら霞む価格が、半ば乱雑に並んでいる。
「安すぎる」と怯む必要はない。これらは流通の過程で「賞味期限の3分の1ルール」などの厳格な商慣習から弾かれた食品や、パッケージ変更に伴うメーカー過剰在庫だ。廃棄コストを嫌う企業から一括買い取りを行うことで、この破格の値段が実現する。カゴいっぱいに商品を詰め込んでも合計額はわずか千円足らず。この圧倒的なお得感が消費者の財布を開かせる。