ITmediaやSNS、ネット掲示板の相談スレッドに寄せられる現場の生々しい告白を精査すると、自信過剰な人物が辿る結末には明確な共通パターンが存在する。短期的な口の巧さで出世や評価を勝ち取ったとしても、その虚構が永続することはない。
大手通信系企業で中途入社した40代管理職の事例では、「自分は前職で数億円規模のプロジェクトを牽引してきた」と豪語し、現場の意見を一切無視した方針転換を強行。しかし、現場業務の泥臭い仕様を理解していなかったため納期遅延が常態化し、主要メンバーが半年間で4名相次いで離職する事態に発展した。上層部の監査が入った結果、過去の実績の水増しが発覚し、プロジェクトから更迭されて閑職へ追いやられたという。
ネットの体験談でも、「最初はデキる人だと思われて重宝されるが、2〜3年もすれば実力不足が露呈して梯子を外される」「誰も進言してくれなくなり、裸の王様として社内で完全に孤立した」という声が圧倒的多数を占める。周囲からの信頼を失い、一度落ちた評判を回復できないまま職場を転々とする――これこそが、自己修正を放棄した者が迎える避けがたい末路である。