文房具市場におけるリバイバル現象のなかでも、シール関連アイテムの伸びは突出しています。玩具文具関連の流通データや各種マーケティング調査によると、手帳・シール関連ホビーの市場規模は2024年から2026年にかけて前年比115%以上の成長を記録しており、単なる一過性のブームにとどまらない広がりを見せています。
シール帳が再び選ばれている最大の理由は、「平成レトロ」の文脈にあります。2000年前後に小学生だった層が親世代となり、自分の子どもと一緒に楽しむケースが増加しているほか、デジタルネイティブのZ世代にとっては「シールの貼ってはがせる物理的な質感」そのものがエモーショナルな体験として映っています。手書きの温もりや、世界に1冊しかないコレクションを作り上げる達成感が、多くのユーザーの心を掴んでいる要因です。