JRの企画乗車券である「青春18きっぷ」を利用して東北地方を縦断する際、青い森鉄道の通過は避けて通れないルートです。第三セクター化された路線は基本的に青春18きっぷの対象外ですが、青い森鉄道にはJR線との孤立区間を解消するための青春18きっぷ特例ルールが厳格に定められています。
特例によって青春18きっぷのみで乗車が認められているのは、以下の区間を普通・快速列車で「通過利用」する場合に限られます。
- 青森駅 〜 八戸駅(奥羽本線・津軽線と八戸線の乗り継ぎ)
- 青森駅 〜 野辺地駅(奥羽本線・津軽線と大湊線の乗り継ぎ)
- 八戸駅 〜 野辺地駅(八戸線と大湊線の乗り継ぎ)
ここで最大の落とし穴となるのが「途中下車の制限」です。特例で下車が認められているのは青森駅・野辺地駅・八戸駅の3駅のみ。例えば、観光地として人気の浅虫温泉駅や三沢駅などで途中下車した場合、あるいは特例区間を越えて乗車した場合は、特例が一切適用されず、乗車した全区間の青い森鉄道運賃(青森〜浅虫温泉間なら460円、青森〜八戸間全線なら2,330円)を別途支払う義務が生じます。
「改札を出なければ途中下車にならない」という誤解も散見されますが、指定3駅以外で下車した時点で通過特例の要件から外れます。大湊線(下北方面)や八戸線(久慈方面)への連絡を目的としない純粋な途中観光では、別途乗車券を買い直す計画をあらかじめ立てておく必要があります。