当ファンドの検討にあたり、最も混同しやすいのが「毎月決算型」と「年1回決算型」の差異です。インベスコ・アセット・マネジメントは、新NISAのスタートに合わせて「年1回決算型」を成長投資枠の対象商品として前面に打ち出しました。
では、年1回決算型を選べば問題はすべて解決するのでしょうか。ここにも落とし穴があります。
年1回決算型は、毎月決算型のように資産を機械的に払い出すデメリットを排除し、原則としてファンド内で利益を再投資するため、複利運用が可能です。新NISA成長投資枠の非課税メリットもフルに享受できます。しかし、「年率約1.903%という極めて高水準な信託報酬」は年1回決算型でも全く同じです。
世界の主要市場に上場する一等地の優良企業(マイクロソフトやアップル、グローバルヘルスケア大手など)に投資するポートフォリオ自体は質が高いものの、信託報酬だけで毎年約2%のハンデを背負いながらインデックス指数(MSCIワールド等)を勝ち続けることは、歴史的なアクティブ運用の統計から見ても至難の業と言わざるを得ません。