新潟県新発田市の観光スポットを語る上で欠かせない二大巨頭が、名城「新発田城」と全国的な人気を博す「月岡温泉」です。
新発田城の歴史は、初代新発田藩主・溝口秀勝公が慶長3年(1598年)に入封し、慶安7年(1654年)頃に完成させたことに始まります。別名「菖蒲城」とも呼ばれ、国の重要文化財に指定されている「表門」と「旧二ノ丸隅櫓」は当時の雄姿を今に伝えています。特に注目すべきは、全国で唯一の丁字型屋根を持ち、屋根の上に3匹の鯱(しゃちほこ)が載る「三階櫓」です。江戸幕府への配慮から天守を築けなかった新発田藩の知恵と格式を示す復元建造物として、歴史ファンを魅了し続けています。また、新発田は赤穂義士の一人、堀部安兵衛の生誕の地としても知られ、近隣の清水園(旧新発田藩下屋敷大名庭園)や足軽長屋とともに重厚な武家文化の息づかいを感じさせます。
一方、市街地から車で約15分ほど山側へ進むと、エメラルドグリーンに輝く月岡温泉が広がります。月岡温泉の旅館の評判を支える最大の要因は、全国有数の硫黄含有量を誇る濃厚な泉質です。弱アルカリ性の湯は「もっと美人になれる温泉」と称され、角質を柔らかくし保湿力を高める美肌効果がSNSや旅行予約サイトのレビューでも絶大な評価を獲得しています。近年では、風情ある温泉街を歩いて楽しむ「歩きたくなる温泉街」プロジェクトが定着し、新潟の地酒を試飲できる「蔵」や、せんべい焼き体験ができる「田」、和スイーツが味わえる専門店が立ち並び、若年層やカップルの滞在満足度を大きく引き上げています。