ブランドのアイコンである黒いデイジーマーク。このシンプルな花柄には、単なる可愛らしさを超えた歴史的な革命のストーリーが刻まれています。1950〜60年代、ロンドンの若者カルチャーが花開いたスウィンギング・ロンドンの中心人物こそが、デザイナーのマリー・クワントでした。
彼女はそれまでの重苦しい伝統的なドレスを脱ぎ捨て、女性たちに自由と動きやすさをもたらすミニスカートを世界で初めて発表しました。伝統に縛られていたファッション・アパレル業界に激震を与えたこのムーブメントは、女性の社会進出や自己表現の象徴となったのです。
デイジーの花は、彼女がいたずら描きした落書きから生まれたと伝えられています。既存の価値観を打ち破る自由な精神のシンボルとして描かれたこのマークは、半世紀以上の時を経た今も色褪せることなく、世界中の人々を魅了し続けています。