佐藤都志也の最大のアドバンテージは、広角に長打を打ち分ける打撃技術と卓越したコンタクト能力にあります。従来の捕手像にありがちだった「守備優先で下位打線に座る」スタイルを覆し、クリーンアップや上位打線を任せられる攻撃型捕手としての地位を確立しました。
その打棒と守備力が国際舞台で証明されたのが、「WBSCプレミア12」での侍ジャパン選出と活躍です。日の丸を背負った大舞台において、佐藤は持ち前の積極的な打撃で適時打を量産。初対戦の外国人投手が投じる動くボールや変則フォームに対しても、東洋大時代から培った卓越したバットコントロールで難なくアジャストしました。
さらに特筆すべきは、異なる球団から集まったトップ投手たちの長所を瞬時に引き出す柔軟なリード面です。国際大会特有の厳しいゾーンやタイブレークの緊迫した局面でも冷静沈着にミットを構え、投手陣の信頼を完全に掌握。大会ベストナイン級の評価を獲得したことで、「ロッテの佐藤」から「日本の佐藤」へとその評価を一気に世界基準へと引き上げました。