「最近手元が見えにくくなった」「度が合わなくなったので少し強い度数に変えたい」というケースにおいて、空箱持参の自己申告だけで度数変更を行うことはできません。店頭スタッフは視力測定のプロフェッショナルですが、眼科医師ではないため、医療機器であるコンタクトレンズの度数決定や角膜の形状診断を単独で行う法的権限を持たないためです。
度数を変更したい場合、あるいは別のレンズブランドへ切り替えたい場合は、必ず一般眼科または提携医療機関を受診し、新たな「処方指示書(有効期限内)」を取得する必要があります。ここで見落としがちなのが、処方指示書の有効期限です。医師の判断により期限は「発行から1ヶ月」「3ヶ月」「最長1年」など個別に設定されており、期限が1日でも切れた指示書は無効として扱われます。
また、大手コンタクト専門店(アイシティなど)では隣接するテナントに提携眼科が併設されているケースが一般的ですが、眼鏡市場はロードサイド型の単独路面店やショッピングモール内のメガネ専門店が大多数を占めます。そのため、店舗敷地内に眼科を併設している拠点は全国でもごく一部に限られます。店頭へ向かう前に地域の眼科クリニックで処方指示書を発行してもらうか、近隣に受診可能な提携医療機関があるかを店舗へ確認しておくことが二度手間を防ぐ鉄則です。