『機動新世紀ガンダムX』は、1996年の放送当時は前番組『新機動戦記ガンダムW』の大ヒットの反動や、途中で金曜夕方から土曜早朝への枠移動を余儀なくされ、全39話に短縮されるという苦難を味わいました。
しかし、近年の各種配信サービス(バンダイチャンネル、U-NEXT等)や『スーパーロボット大戦』シリーズ、ガンプラ(マスターグレードやHGACシリーズ)の展開を通じて、ファンの間での評価は完全に逆転しています。SNSや掲示板などで見られるファンの生の声を集約すると、以下の3点に高い支持が集まっています。
- 徹底してブレない主人公像:「ウジウジ悩まず、ティファのために全力疾走するガロードの行動力が爽快」「歴代ガンダム主人公で最も応援したくなる少年」。
- 名言の宝庫:「『過ちは繰り返させない』『あなたに、力を…』『僕が僕であるために』など、言葉の重みが段違い」。
- 「ニュータイプ神話」への誠実な答え:超能力者としてのニュータイプを神格化せず、「ただの人間であり、分かり合おうとする意志が大切である」という最終回の結論が極めて美しい。
「打ち切り」という過去のネガティブな記号は払拭され、現在では「無駄なエピソードがなく濃密にまとまった、ポスト・アポカリプス群像劇の傑作」としての地位を不動のものにしています。