離婚当時、二人の間には子どもがいなかったため、直接的な親権問題による泥沼の争いは生じていませんでした。ところが、日本の民法に存在する「離婚後300日以内に生まれた子どもは前夫の子と推定される」という規定(300日問題)が大きな壁となって立ちはだかります。
元妻が出産した時期がまさにこの期間に該当したため、戸籍上は一時的に田中裕二さんの子どもとして扱われる可能性が生じたのです。田中さんは法的な手続きを冷静かつ迅速に進め、DNA鑑定などを通じて実子ではないことを証明し、無事に認知問題を解決へと導きました。怒りや動揺を表に出さず、大人の対応に徹したその姿は、関係者の間でも高く評価されました。