原日出子さんは1983年に一般男性(高校時代の演劇関係者)と一度目の結婚をし、長女を出産しましたが、約4年後の1987年に離婚を経験しています。当時はまだ珍しかったシングルマザーとして女優業と子育てを両立し、懸命に日々を過ごしていました。
そんな原さんの人生を大きく変えたのが、1990年代初頭のドラマ共演で出会った渡辺裕之さんでした。現場での誠実な人柄や周囲への気配りに惹かれ合った二人は自然と交際へと発展しますが、原さんには「幼い娘を育てる母親」としての慎重な葛藤がありました。
その不安を一瞬で打ち消したのが、渡辺さんの真摯な態度でした。渡辺さんは原さんだけでなく長女のことも心から大切にし、二人の時間を惜しみなく注ぎました。プロポーズの際にも「日出子さんと娘さんの二人を一生かけて幸せにする」という揺るぎない覚悟を示し、1994年に二人はゴールイン。原さんにとって渡辺さんとの再婚は、母子を丸ごと包み込んでくれた運命の決断でした。