飲む抗がん剤の真相|点滴との違い・副作用・費用を徹底解説

飲む抗がん剤の真相|点滴との違い・副作用・費用を徹底解説

飲む抗がん剤の真相|点滴との違い・副作用・費用を徹底解説の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

抗がん剤と聞くと「激しい嘔吐」や「完全な脱毛」を連想する人が多いものの、経口抗がん剤の副作用プロフィールは点滴薬と大きく異なります。分子標的薬の多くでは毛根細胞へのダメージが比較的少なく、点滴型抗がん剤のような急激な全頭脱毛に至る割合は抑えられています。

一方で、経口薬特有の頻発する副作用として注意すべきなのが「消化器症状」と「皮膚障害」です。

1. 下痢・悪心(吐き気):小腸粘膜への刺激や分子標的の作用により、慢性的な軟便や下痢が続くケースが見られます。我慢せずに処方された止瀉薬(下痢止め)や制吐剤を指示通り早期服用することが、脱水症や体重減少を防ぐ鉄則です。

2. 手足症候群(手や足の裏の皮剥け・激痛):カペシタビンやスニチニブなどで高頻度に出現します。手のひらや足底の角質が厚くなり、赤み、水疱、ひび割れ、歩行困難なほどの疼痛を引き起こします。予防には服薬初日からの徹底したヘパリン類似物質や尿素軟膏による保湿、物理的摩擦の回避が欠かせません。

3. 皮疹・ざ瘡様皮疹・間質性肺炎:EGFR阻害薬などでは顔面や胸部にニキビのような皮疹が現れます。また、頻度は低いものの急な息切れや空咳が出る「間質性肺炎」は重篤な初期サインとなるため、速やかな主治医への連絡が求められます。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。