婚約指輪と結婚指輪の重ね付け完全版!正しい順番と普段使いの落とし穴

婚約指輪と結婚指輪の重ね付け完全版!正しい順番と普段使いの落とし穴

婚約指輪と結婚指輪の重ね付け完全版!正しい順番と普段使いの落とし穴の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

重ね付けを日常的に楽しむにあたり、避けて通れないのが「リング同士が擦れ合って傷つくのではないか」という物理的な懸念です。ネット上でも「お気に入りのプラチナリングが数ヶ月で傷だらけになった」という不安の声が散見されます。

宝飾加工の現場データから検証すると、「硬度の異なる金属同士の接触」および「リング間に生じるわずかな隙間による打撃」が摩耗の二大原因となっています。金属の硬さを表す指標にビッカース硬度(Hv)がありますが、一般的なハードプラチナ(Pt950)がHv100〜130前後であるのに対し、K18ゴールドはHv120〜160程度とやや硬い傾向があります。このため、素材の異なる指輪を無造作に密着させて日常生活の動作(荷物を持つ、電車の吊り革を握るなど)を繰り返すと、柔らかい側の金属が徐々に削れ、目に見える擦り傷となって現れます。

大切な指輪の寿命を損なわないためには、以下の具体的な防止対策が極めて効果的です。

  • 隙間のない「セットリング」または同ゲージのフォルムを選ぶ:指輪同士が擦れる最大の契機は、指を曲げた際にリング同士が衝突することです。最初から重ねる前提でカーブが計算されたデザインや、ストレート同士でピタリと密着するリングを選びます。
  • 金属の硬度(Hv値)を揃える:プラチナ同士、または18金同士で揃えるか、高硬度の「鍛造(たんぞう)製法」で作られたリングを組み合わせることで、一方的な偏摩耗を抑制できます。
  • ダイヤモンドの石座(シャトン)の裏側をチェックする:婚約指輪のセンターストーンの台座が鋭利に飛び出していると、下にある結婚指輪を物理的に引っ掻いてしまいます。台座の下部に丸みを持たせたデザインや、石座が結婚指輪に干渉しない「ハイジュエリー仕様」を選ぶのが賢明です。
渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。