倶楽部の基本レイアウトは、自然豊かな丘陵地帯を生かした「さぎそう」「やしお」「ひかげやま」の計27ホールで構成されています。それぞれのホールが独自の個性と起伏を持ち合わせており、漫然とショットを打つプレーヤーに手厳しいペナルティを科す構造となっています。
総ヤード数だけを見れば、レギュラーティーからの距離は全体として短めに設計されています。そのため、初心者ゴルファーは「距離が短くてパーが取りやすそうだ」と油断しがちです。しかし、実際のフェアウェイは緩やかなアンジュレーションと傾斜があり、平坦なライから打てる機会は決して多くありません。
最大の特徴は、要所に配置されたブラインドホールとタイトなドッグレッグです。ティイングエリアからグリーン面が見通せないホールでは、フェアウェイ真ん中に打ったはずのボールが傾斜でラフまで転がり落ちるケースが頻発します。さらに、グリーン周りは小さめの砲台形状が多く、アンジュレーションも効いているため、アプローチの距離感を誤ると簡単に往復ビンタを食らう設計です。
シングルハンデの上級者であっても「ショートゲームで寄せきれずにボギーを積み重ねてしまう」という声が絶えません。ドライバーの飛距離よりも、150ヤード前後から確実にグリーンを捉える正確性と、傾斜を逆算したコースマネジメントが攻略の生命線となります。