二世タレントに常につきまとうのが「親のコネで芸能界に入ったのではないか」という穿った見方です。しかし、京本大我の事務所入所経緯を紐解くと、事実は一般的なコネクション採用とは決定的に異なるドラマチックな出会いでした。
発端は2006年、京本家が家族旅行で訪れたハワイの飲食店でした。店主と親しかった京本ファミリーが店内で撮影した記念写真が飾られており、その写真を偶然旅行で訪れたジャニー喜多川氏が目撃したのです。
写真に写る京本大我の抜きん出た美しさに目を奪われたジャニー氏は、店主に「この子は誰?」と尋ね、京本政樹の息子であることを知ります。帰国後、ジャニー氏は父親である政樹へ直接電話をかけ、「息子さんをぜひ見学に来させてほしい」と熱烈にオファーしました。
当時、京本政樹は息子に芸能活動を強要するつもりは毛頭なく、本人の意思を尊重するスタンスを一貫していました。当時小学6年生だった大我本人が「行ってみたい」と応じたことで、KAT-TUNの東京ドームコンサートの楽屋へ招かれます。そこでジャニー氏から「ステージに上がってみる?」と突然声をかけられ、猛練習中の先輩Jr.に混ざって即興でダンスを披露。オーディションという既存の選考プロセスを経ずにレッスン生として迎え入れられたのは、血筋ではなく現場で発揮された本人の度胸とスター性が評価された結果でした。