大人が溶連菌を疑った場合、受診先は「一般内科」または「耳鼻咽喉科」が適しています。喉の腫れが極めて強く呼吸困難感がある場合や、扁桃周囲膿瘍などの局所合併症が疑われる場合は、喉の観察器具が充実している耳鼻咽喉科がより適任です。
医療機関では、細い綿棒で喉の奥(扁桃部分)を擦って検体を採取する「溶連菌迅速抗原検査キット」が用いられます。所要時間はわずか10〜15分程度で、その場で陽性か陰性かの判定が下されます。費用は保険適用となり、診察料と合わせて数千円程度で受けることが可能です。
職場復帰に際して「治癒証明書(完治証明書)」の提出を求められるケースが散見されますが、厚生労働省および日本医師会の見解として、大人の感染症において陰性を証明するための再検査や治癒証明書の発行は原則として推奨されていません。抗生剤を適切に開始して24時間が経過し、全身状態が改善していれば医学的に感染リスクは極めて低いため、医師の診断書が必要かどうかも含めて会社の労務担当者と柔軟に確認を進めるのが賢明です。