生理前、気分の落ち込みがひどいのはなぜ?Pmddの正体と最新対処法

生理前、気分の落ち込みがひどいのはなぜ?Pmddの正体と最新対処法

生理前、気分の落ち込みがひどいのはなぜ?Pmddの正体と最新対処法とはどのようなものなのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

ネット上の情報では「生理前のイライラや落ち込みには低用量ピルを飲めば一発で解決する」といった極端な言説が散見されます。しかし、臨床の現場ではピルが万能ではないケースも確認されています。

低用量ピルは排卵を止めて女性ホルモンの分泌変動をフラットにするため、多くのPMS・PMDD患者に劇的なメンタル改善効果をもたらします。特にドロスピレノンという抗アルドステロン作用を持つ第4世代プロゲスチンを含有する超低用量ピル(ヤーズ配合錠など)は、PMDDへの有効性が世界的に認められています。

一方で、ピルに含まれる合成黄体ホルモンそのものに対して脳が過敏に反応してしまい、内服初期に「かえって気分が落ち込む」「強い眠気や抑うつ感が出た」と訴える患者も一定数(約5〜10%)存在します。ピルを試して合わなかったからといって「もう治療法がない」と諦める必要はありません。

そのような場合は、神経伝達物質にダイレクトに働きかけるSSRIの黄体期限定投与や、自律神経の乱れと血流・水滞を整えるPMS・PMDDに効く漢方薬への切り替えが極めて有効です。

  • 加味逍遙散(かみしょうようさん):イライラ、怒りっぽさ、のぼせ、情緒不安定が目立つ「気逆・気滞」タイプに最適。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):冷え症、貧血傾向、むくみ、めまい、くよくよ落ち込む「血虚・水滞」タイプに最適。
  • 抑肝散(よくかんさん):神経の高ぶり、夜間の不眠、歯ぎしり、衝動的な怒りが抑えられないタイプに奏効。
山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。