ここ数年、日本列島を襲う台風の勢力は増す一方だ。最大風速が秒速50メートルを超えるような「非常に強い」台風が珍しくなくなった現在、庭先に置かれた物置が凶器と化すリスクが指摘されている。安価な海外製の組み立て式物置が強風で大破し、近隣の住宅を損壊させるトラブルが相次ぐ中、消費者の視線は再び「国産の堅牢性」へと向かい始めた。
単にモノを収納するスペースとしての役割は終わった。今、求められているのは、過酷な自然災害に直面してもビクともしない「シェルター」としての機能だ。豪雪地帯での積雪荷重や、突発的な強風に耐えうる設計が、かつてないほど重視されている。