世界中で空前のハチロクブームを巻き起こした漫画『頭文字D(イニシャルD)』(作者・しげの秀一氏)。主人公・藤原拓海が駆るパンダトレノのモデルであり、作品の技術監修およびスピリットの源泉となったのが、まさに土屋圭市氏とその愛車でした。
若き日の土屋氏が群馬の碓氷峠などで磨き上げたブレーキングドリフトや、側溝にタイヤを落として旋回Gを稼ぐテクニックなど、作中のリアルな描写の多くは土屋氏の実体験やドライビング理論がベースとなっています。アニメ版の監修や劇中への本人役での特別出演など、両者の関係は切っても切れない強固な絆で結ばれています。
『頭文字D』の世界的大ヒットにより、AE86は日本国内にとどまらず北米やアジア、欧州でも神格化されたアイコンとなりました。劇中で拓海のマシンがグループAレース用エンジンに載せ替えられて進化したように、現実世界の土屋トレノもまた、時代とともに常に最先端の技術を取り込み進化し続ける「生きた伝説」としてファンを魅了し続けています。