受験関係者の間で今もっとも注視されているのが、公立トップ校における実質的な合否判定基準の先鋭化です。模試で高偏差値を記録していた生徒が不合格となり、一見するとボーダーギリギリの成績だった生徒が滑り込む事象が頻発しています。
その最大の要因は、岐阜高校の合格ボーダーライン周辺における「当日点440点台」での凄まじい大混戦です。合格者の平均内申点は42〜44に達しており、たとえ学力検査で445点を叩き出したとしても、内申点が36前後に留まる受験生は、内申点で稼いだライバルに押し出されてしまうケースが生じます。選抜比率が学力重視の「3:7」であっても、1点の重みが合否を分けるハイレベル層においては、内申点の数ポイント差が致命的なビハインドになります。
さらに現場を混乱させるのが、出願直前の動向です。岐阜北高校の志願倍率と評判を調査すると、岐阜高校の出願状況を警戒した受験生が岐阜北高校へ流入し、その玉突き事故のような形で岐阜北高校の最終倍率が1.2〜1.3倍超へと跳ね上がる現象が周期的に発生しています。これに連動して加納高校の内申点と当日点目安も押し上げられ、例年であれば安全圏と目されていた400点前後の層が不合格ラインに沈むというドミノ倒しが起きているのが実情です。