シロの見た目から、ペットショップやトリミングサロンで見かける人気犬種を連想する人は少なくありません。真っ白でふわふわとした被毛、つぶらな瞳、小柄な体躯から、ファンの間では長きにわたり「マルチーズ説」や「ビションフリーゼ説」が根強く語られてきました。特にビションフリーゼは、丸くカットされた頭部がシロのシルエットと酷似しているため、SNS上でも「モデルはビションフリーゼに違いない」という書き込みが散見されます。
しかし、アニメ公式サイトおよび双葉社発行の公式キャラクターブックにおける明確な結論は、「雑種(ミックス犬)」です。
作中でシロが純血種として扱われた形跡は一切ありません。外見の特徴である「わたあめ」のように丸くなる芸や、二足歩行に近いコミカルな動きはギャグ漫画としてのデフォルメであり、特定の血統種を再現したものではないのです。公式が明確に「雑種」と位置付けているにもかかわらず、なぜこれほどまでに特定の犬種名が噂され続けるのか。その背景には、ペット市場における小型純血種ブームと、シロのずば抜けた知能に対する視聴者の無意識の偏見が潜んでいます。