クリープハイプの楽曲において、歌詞とコード進行は完全に一体化しています。別れの切なさとやり場のない焦燥感が交錯する歌詞の情景を、ギターのダイナミクスでどう押し出すかが最大の聴かせどころです。
Aメロの語りかけるようなパートでは、ストロークの音量を極力抑え、親指で優しく撫でるようなアルペジオやダウンストロークを中心に組み立てます。感情が昂るサビでは、ピックの芯を弦に深く当ててアタックを強め、声の張りと連動させることで、歌詞のメッセージ性がリスナーの耳へストレートに届きます。
正確なリズムキープはもちろん重要ですが、メロディの息継ぎに合わせてギターの響きをフッと引くといった「間」の演出こそが、この楽曲の真価を引き出します。