直近の番組改編において、放送業界全体に走った衝撃は隠せない。従来の「長寿番組のダラダラ継続」は影を潜め、配信での波及効果を見込めない番組は容赦なく打ち切られる時代に突入した。その変革の中心にあるのが、民放公式テレビ配信サービス「TVer」との深層連携である。
各局の編成部は、放送開始前の事前PRから配信オリジナルアナザーストーリーの展開まで、一本化されたタイムテーブルを組む。リアルタイムの視聴率が伸び悩みを見せる時間帯であっても、TVerにおける見逃し配信の再生回数が数百万回を突いて跳ね上がれば、その番組は「成功」と見なされる。ゴールデン帯のプライム枠だけでなく、深夜帯にエッジの効いた企画を投入し、配信で莫大な広告収入を叩き出すモデルが完全に定着した。