「お誘い合わせの上」は、「誘う」に接頭辞「お」を付けた丁寧表現「お誘い」、複数が互いに働きかける「合わせる」、そして「〜した後に」「〜の状態で」を意味する「の上」が組み合わさった言葉です。相手に対して「周囲のご家族やご同僚、ご友人などに声を掛け合って、ご一緒に」という行動を促す敬語フレーズとして機能します。
文法的には丁寧語と尊敬のニュアンスを含んだ正統な表現であり、複数人を対象としたオープンな催事において「どなたでも歓迎します」というオープンな姿勢を伝える際に重宝されてきました。式典、展示会、セミナー、社内レクリエーションなど、動員を広げたい場面で広く定着しています。
「お誘い合わせの上」と「お誘い合わせのうえ」漢字表記の使い分け
ビジネス文書の作成時に「上」を漢字にするか、ひらがなにするかで迷うケースが見受けられます。文化庁の公用文作成の要領や新聞・出版業界の用字用語の手引きに照らし合わせると、以下のような明確な基準が存在します。
- 「〜のうえ(平仮名)」:「〜したあとで」「〜した結果」という形式名詞・接続助詞的な役割を果たす場合(例:お誘い合わせのうえ、ご確認のうえ)。現代のビジネスメールや公的文書ではひらがな表記が推奨されます。
- 「〜の上(漢字)」:位置や空間の「上(うえ)」、あるいは「健康上の理由」「制度上の問題」といった名詞的意味合いが強い場合に使用します。
実務においては「お誘い合わせの上」という漢字表記でも慣例として十分に通用しますが、より洗練された文書作成を意識するならば「お誘い合わせのうえ」とひらがなで記載するのが公用文ルールに即したスマートな選択です。