数値を意図的に操作しようとする行為は、単なる嘘にとどまらない実害を生む危険性がある。厚生労働省が定める医療・衛生ガイドラインにおいて、検温は健康管理の一次判断として位置づけられている。誤った測定値は、周囲に不要な感染症パニックを引き起こすだけでなく、本当に必要な医療へのアクセスを混乱させかねない。
熱湯につけてセンサー部を熱破損させたり、無理な摩擦で樹脂カバーを傷つけたりして測定器自体を故障させるケースも報告されている。いざ本物の風邪を引いたときに正確な体温が測れなくなっては、本末転倒と言うほかない。