小豆島から岡山県側へ渡るフェリー航路は、主に「土庄港(とのしょうこう)発 ⇒ 新岡山港着」と「大部港(おおべこう)発 ⇒ 日生港(ひなせこう)着」の2系統が存在します。目的地やその後の交通手段によって選ぶべき航路が明確に分かれます。
最も利用者数が多く王道とされるのが、小豆島の玄関口である土庄港と岡山市街地側の新岡山港を結ぶ国際両備フェリーの航路です。小豆島側の土庄港は島内バス路線のハブであり、宿泊施設やレンタカー店が集中しているため、島内観光の締めくくりとして無理のない行程を組みやすいのが最大の強みです。
一方、島の北東部に位置する大部港から備前市の日生港を結ぶ瀬戸内観光汽船の航路は、日生港がJR赤穂線の日生駅から徒歩圏内(約2分)という立地を誇ります。岡山駅を経由せず、兵庫・大阪方面へJR在来線で東進したい旅行者や、マイカーで山陽自動車道(赤穂IC・和気IC)へ抜けたいドライバーにとって極めて実用的なショートカットルートとなっています。
小豆島から岡山の所要時間最速という観点では、大部〜日生航路が約60〜70分、土庄〜新岡山航路が約70分と海上時間はほぼ同等です。ただし、新幹線が発着するJR岡山駅までのトータル移動時間で見ると、土庄〜新岡山港〜岡山駅連絡バスを利用したほうが乗り換えの手間が少なく、圧倒的にスムーズです。