屋外の畑であればミツバチなどの訪花昆虫や風が自然受粉を助けてくれますが、マンションのベランダや風通しの少ない場所で行うプランター初心者によるイチゴ栽培では、虫による受粉がほとんど期待できません。受粉が不完全なまま花托が成長すると、受粉した部分だけが膨らんで凹凸の激しい「奇形果」になってしまいます。
美しい形の果実を確実に実らせるには、人の手による人工授粉が必須です。方法はとてもシンプルで、以下のステップで行います。
【失敗しない人工授粉のステップ】
1. 道具の準備:毛先の柔らかい水彩画用の筆、メイクブラシ、または綿棒を用意します。
2. 作業時間帯:花粉がよく出ている晴れた日の午前中(9時〜11時頃)に行います。
3. 受粉の手順:外側の雄しべから花粉を優しく取り、中央の黄色い雌しべ全体を「撫でるように円を描いて」まんべんなく行き渡らせます。
雌しべの先端全体にムラなく花粉を行き届かせることが、形の整ったきれいなイチゴを育てる最大の防止策となります。